<空売り比率から見る、配当権利取り>
3月2日に40%を切って以降、36%台で推移、落ち着いたと見られていたが、さすがに、ECB・日銀・FOMCとイベント前と最中は、39%台に上がった。しかし、ECBの結果を受け、週末には33%台に下がり、株価も堅調になり、落ち着いたと見てとれた。
翌週、日銀・ECBのイベント中、あまり上がらなかったが、日本が3連休前だというのに、週末にかけ、空売り比率40%を超えた。日本株は少し弱含んだ。イベントを無事過ぎ、波乱もないのに、空売り比率は、期末に向けて、大きくは下がらなかった。そして、先週木曜日には、逆に41.4%を付けた。
先週は、(水)38.9%、(木)41.4%、(金)37.9%。週末で手仕舞いが入った割には下がらない。そして、今週、週明け月曜日、海外はほとんど休場の中、(月)39.7%、と少し上がり、昨日(火)35.8%と急激に下がった。
これは、月曜日が期末最終商い日だったため、つまり、現物を持っていて、配当権利を取るため、空売りしておいて、一夜明けたら、現物で返済した。これで、権利は取れるし、権利落ち前に売れるという訳。なので、権利落ち日なのに、大きく売りが出なかった理由もわかると思います。
海外勢は、おそらく、イースター休暇を控え、先週木曜日に空売りを出して、休暇に入ったものとみられる。そのため、空売り比率が41.4%と高くなったのであろう。それらの空売りは、権利取りのためなのだから、そのままにしたため、イースター前の金曜日なのに、空売り比率がさがらなかったと見られる。で、月曜日、権利付最終日に空売りした人もいて、月曜日、空売り比率が上がったものとみられる。 まあ、40%台に乗らなかったのだから、ここで売りたい人は少なかったと言えるかもしれませんが。
権利が落ちた昨日、一気に35%台に落ちたのは、先週木曜日と月曜日の分が、一気に現物渡しをしたためと見られます。場合によっては、効率が悪いが、先々週から空売りをしていたものも清算されたものとみられる。
と言うわけで、新年度入りになって、今度は、配当の再投資だが昨日の様子からは、あまり入っていない模様。、配当落ちを埋めるほどではなかったということ。その、資金が、入るのかどうかだが?
なお、配当は6月にならないと入らないが、配当分の資金を借り、先に再投資する。昨日書き込んだが、中には、権利落ち前日の午後に買いを入れたファンドもある、それで、配当落ちで配当を取る荒業を使ったわけ。ほとんどは先物とみられるが、・・・・
期末期初のファンドマネージャーの動きを見てみました
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◆昨日の株式市場
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◇3月29日(火) 最高値 最安値 (昨年来・ザラバ)
☆日経平均 17,103.53 ▲30.84 20,952.71 15,429.99 (2月10日)
☆TOPIX 1,377.60 ▲4.25 1,702.83 1,246.57 (2月10日)
☆日経平均採用銘柄 PER 15.15 一株利益 1128円
☆ダウ 17,633.11 △97.72 ☆S&P 2,055.01 △17.96
☆NASDAQ 4,846.623 △79.836 ☆WTI 38.28 -1.11
☆CME日経225先物 17,070円(ドル建て) 17,020円(円建て)
◇市場概況 ロイター
★ロンドン株式市場=小幅続落、1次産品と銀行株に売り
★欧州株式市場=反発、保険株買われ全体を押し上げ
★欧州株式市場サマリー(29日)
★S&P500は年初来高値で終了、FRB議長の発言好感
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◆今朝の情報
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◇日経新聞より
☆(一面)日立、佐川と物流提携、相互出資で一体運営、国内2位陣営に
15面:企業向け物流総合力追求、外部委託拡大受け、日立、再び「洗濯と集中」、事業再編、欧米重電に対抗
☆(一面)16年度予算成立、首相、前倒し執行指示、経済対策を本格検討
3面:消費税延期や参院同日選、首相判断5月メド
5面:子育て・介護に重点、「一億総活躍」後押し、稼ぐ企業、法人税負担ん軽く、税氏改正法成立、」軽減税率、来年4月に導入、
☆(一面)首都直下地震、政府対応計画、帰宅困難者、3日待機を、救助14万院派遣
☆原油、イランが安値攻勢、3月積みで異例の値下げ、制裁解除、シェア回復急ぐ
☆1日から小売り自由化、8兆円市場、親電力構成。東京ガス▶契約15万件獲得、JCOM▶営業担当5割増、電力大手は「越境」に活路
☆消費者支出実質減、国内景気にふらつき、増税判断難しく
☆1~3月GDP民間試算、「うるう年」効果、0.3ポイント押し上げ
☆原発事故賠償、東電負担金3年連速増、15年度、700億円軸に
☆かんぽマネー、海外へ、第一生命と提携発表
☆ヘッジファンド長期低迷、1~2月運用成績、マイナス5.35%、IT関連株に投資偏る
☆VW、子会社の決算底堅く、ポルシェは、前期最高益、SUけん引、VW、前期無敗の可能性、不振の本体を穴埋め
☆コニカミノルタ、監視カメラ参入、独社買収、200~300億円、事務機を補う
☆監視カメラ市場、世界で10%伸び、工場・店舗で需要
☆JFEエンジ、国内最大級の飼料工場コンビナート、受注、270億円で
☆スパークス、トヨタと蓄電池VBに出資
☆ユニクロ定番品値下げ、「いつも安い」PR、週末セールは縮小、連続値上げの反動、客離れ歯止め
☆トヨタ、ネットID統合、購入から点検、」きめ細かく
☆HIS、体験型ツアー本格参入、事業買収で拡充
☆カチタス、中古住宅の中堅買収、40億円で、1部上場狙う
☆古河電工とフジクラ、10月めど、電力用電線、提携解消へ
☆王将、209億円流出、第三者委調査、過去に不適切取引、創業家知人や関係企業と
☆(観測)ファミリーM、前期営業益最高480億円、月ごとに新商品で集客、既存店売上高プラスに
☆味の素、今期純利益615億円、下方修正、株譲渡で特損、営業益最高930億円に
☆イオン系食品スーパーMV4社が前期営業益上方修正、品ぞろえ拡充効果
☆平和堂、前期最終最高益95億円、スーパー改装が寄与
☆住友精化、今期純利益28%減
☆日新製糖、18年3月11円増の63円配、純利益21%増目標
☆オークワ、前期純利益8億円、従来予想上回る
☆ハニーズ、今期純利益85%減。 鉄建、純利益32%減
☆公取委、電子部品カルテルで、5社に課徴金、計66億円
☆バス事故再発防止へ対策、ドライブレコーダー義務化、過労等違反で即運航停止、国交省、今夏めど最終報告
◇インターネットより
☆(R)再送-指標予測=2月鉱工業生産は前月比-6.0%、自動車工場停止に加え内外需低迷で_(25日)
☆(R)BRIEF-1月の米20都市圏住宅価格指数、季調済前月比+0.8%(予想:+0.7%)=s&p/ケース・シラー (22:02)
☆(R)BRIEF-3月米消費者信頼感指数は96.2(予想:94.0)=コンファレンス・ボード (23:01)
☆(R)1月の米都市圏住宅価格指数、予想やや下回る (1:25)
☆(R)伊カリジェ銀、米投資会社が買収提案 5.5億ユーロの新株発行 (8:26)
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◆寄り前
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☆外資系証券経由売買注文状況(5社)
売1720万株 買1290万株 金額ベースでも売り越し
★〔需給情報〕外資系証券経由の注文状況は430万株の売り越し観測=市場筋
★今日の株式見通し=底堅い、米利上げ観測後退が下支え 円高は重荷
★〔マーケットアイ〕株式:寄り前の板状況、トヨタは売り優勢
◇為替 昨日15時 1$=113.56円 今朝7時 112,68円 8時 112.78円
◇今朝の発表
2月鉱工業生産指数:愛知製鋼の爆発事故でトヨタの操業停止があったことえでが大きく、下振れ予想
☆-6.2、予想-6.0、出荷指数4.6% 在庫指数0.1% 、生産予想 3月+3.9% 、4月+5.3%
(日経速報) 2月の鉱工業生産指数、前月比6.2%低下 3月予測は3.9%上昇 (8:52)
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◆前場
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寄り付き 日経平均 17,078.03円 25.50円安 TOPIX 1,373.18 -4.42
小幅続落。日経平均先物 17040円で寄り付く
◇(MP)鉱工業生産指数 93.6、-6.2%.基調判断は、「一進一退に推移」に据え置き、
9:03 日経平均 69円安 TOPIX -7.15
少し下げ幅拡大
◇(MP)イエレン議長の講演、利上げに対し、慎重な姿勢ととらえられ、ドルが安くなっている。今野キャスター、その前に伏線があり、タカ派的な発言が続いていて、それに対しての発言。効果てき面で、市場は好感下が、日本市場への影響は別
◇(MP)消費者信頼感指数が、予想を上回った。2月も上方修正、消費者心理が改善されている。都市部不動産価格の上昇も、若者を中心に、心理改善、気に留めておいた方がいい指標。アメリカは弱いわけではないとみられる。イエレン議長の発言は、海外の動きに配慮。
9:15 日経平均 16.999円 104円安 TOPIX 1,366.20 -11.40 売買代金 2,509億円
値上り銘柄 514 値下がり銘柄 1234 変わらず 169
下げ幅拡大、商いは低水準、2部は昨日の終値近辺、小安い、JQ、マザーズはプラス
◇(MP)売買代金、1位トヨタ、サン電子、今日も上昇、3位ヒューリック、4位三菱UFG、5位三井住友、6位みずほ、メガバンク3行1%程度の下落、7位ソフトバンク、8位そーせい、9位ぺプチ鳥0-無、小安い、10位ジグソーは上昇
◇(MP)ノーリツ鋼機、買い気配、王将フードが売り気配
◇(MP)ノーリツ鋼機が寄って、ストップ高張り付き
◇(MP)サン電子が売買代金トップに躍り出る、イスラエルの買収した子会社セレブライトが、iPhoneのロックを解除したという報道を受けて (先週から話題になっていた)
◇(MP)日立物流も買われている。昨日の佐川との提携発表で
9:30 日経平均 112円安 TOPIX -11.17 売買代金 3,508億円
9:45 日経平均 86円安 TOPIX -9.31 売買代金 4,327億円
10:00 日経平均 17,008円 95円安 TOPIX 1,368.42 -9.18 売買代金 5,037億円
値上り銘柄 636 値下がり銘柄 1179 変わらず 116
非常に商いが少ない、日経平均は膠着状態
◇(MP)中国人民元基準値 1$=6.4841元、元高設定
10:30 日経平均 67円安 TOPIX -6.00 売買代金 6,366億円
◇(MP)上海は反発して始まる、香港は1%を超える上昇、台湾0.7% シンガポール1% 韓国0.5%、日本は安いが、アジア株は全面高の始まり
◇(MP)上海 上昇率1.5%と堅調
11:00 日経平均 17,056円 47円安 TOPIX 1,373.73 -3.87 売買代金 7,525億円
値上り銘柄 775 値下がり銘柄 1025 変わらず 136
小安いところで膠着感が強い状況
11:15 日経平均 38円安 TOPIX -3.49 売買代金 8004億円
◇(MP)ぺプチドリームが堅調、アキュセラインクが新値を取ってきている。サン電子が、全市場で断トツの売買代金トップ、と言うほど薄商い
◇(MP)アジア市場は、堅調な動き
日経平均、寄り付き、小安く始まり、一旦下落し17000円を割り込んだ後、じりじりと下げ幅縮小、寄付き近辺まで戻すも、膠着癌が強くなる。引けにかけ、売りに押されるも17000円台を維持、前引け買いが入り、少し戻して引ける・
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◆本日の動き ★野村 ニュ-ス・スナップショットから(見出しのみ) =(NQN)
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・日本株ADR29日、高安まちまち ソニーが上昇、みずほFGは安い(5:14)
・今日の株式、さえないか 円高・ドル安重荷、陸運銘柄に注目(7:59)
・SGX日経平均先物寄り付き、横ばいの1万7060円で始まる(8:45)
・シャープが高く始まる 鴻海、シャープ買収30日決議と伝わる(9:00)
・トヨタが小安く始まる 円高進行で売り先行(9:01)
・日立物流が買い気配 佐川と物流提携で(9:01)
・ファミリーMが安く始まる 前期過去最高益の見通し(9:01)
・ファストリが小高く始まる 「定番値下げ、セールは縮小」(9:01)
・日新製糖が高く始まる 18年3月期に11円増配見通し(9:01)
・古河電が小動きで始まる フジクラと電力用電線の提携解消へ(9:02)
・ハニーズが売り気配 今期純利益予想を85%減に下方修正(9:02)
・王将フードが売り気配 209億円流出、創業家知人らと不適切取引(9:02)
・コニカミノルが小動きで始まる 独監視カメラメーカーを買収(9:02)
・スパークスが反発 「蓄電池VBにトヨタと出資」で(9:05)
・日経平均、続落で始まる 寄り付き25円安、円高が重荷(9:05)
・日経平均先物、4日ぶり反落で始まる 円高を懸念した売り(9:08)
・東証寄り付き、続落し下げ幅100円強 円高重荷、トヨタが安い(9:27)
・日立物流が一時10%高 佐川と物流提携「業容拡大に期待」(9:27)
・ファミリーMが反落 「営業益最高」も市場予想下回る(9:34)
・アクロディア(M)が2カ月半ぶり高値 ゲーム事業を取得(9:36)
・ファストリが小幅続伸 定番商品値下げ報道に「驚きなし」(9:37)
・メディア工房(M)が大幅続伸 台湾で占いコンテンツ配信(10:03)
・オリンパスが逆行高 新中計発表、「意欲的」の見方も(10:06)
・東証10時、下げ一服 円高重荷も政策期待支え、小売株などが高い(10:20)
・マニーが10%安 今期営業益は一転減益、新興国減速が打撃(10:42)
・国際石開帝石が3日続落 市況悪化で資源関連は軒並み安(10:45)
・サン電子(JQ)が大商い FBIの子会社技術使用で連日急伸(11:10)
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