IRは、ビットアイル・アンジェスMGで、講師は桜井英明さん。司会は小川真由美アナウンサー
4月12日、12時過ぎ、某大学教授と連れ立って証券会館に入ると、桜井さんが電話中でした。邪魔しては悪いと思い、様子を見ながら、エレベーターに近づくと、桜井さんの電話も終わったので、あいさつのお辞儀をしたら、『久しぶりじゃない』と桜井さんが声をかけてくださった。そのまま、一緒に、エレベータに乗り込む。『今日は大きく下げていますね?』と桜井さんに相場感を聞くと、『久々にこつんと来た感じです』と返事が返ってきました。そして、話は、6月の石垣島のツアーの話に。小生、『その日、馬の展示会があり、北海道に馬を買いに行くので参加できないのですが、7月の北海道は参加します』と話したら、最初、桜井さん、わからなかったようですが、すぐに『ああ、オプトね』と帰ってきました。『オルゴールは見たいので』と続けたら、『工場では見られないよ。でも、車で10分くらいのところにあるから大丈夫か』、と話が続きましたが、会場に着いたので、別れました。
石垣島は、去年行ったツアーで、今年も、ユーグレナの工場見学を組み込んで行う、桜井さんのセミナーツアーです。北海道は、オプトエレクトロニクスの工場見学会です。
会場に入ろうとしたら、ストボの方がいらした。東証IR以来だったので、あいさつし、中に入る。ホール入口で待機していると、今度は、企業研究会の常連投資家が声を変えてくださいました。彼は小生よりも頻繁にいろいろなセミナー、講演会、IRに参加しているようでした。
◆ 第1部 会社IR 【ビットアイル】(3811)
業態は、データーセンター(DC)の運営。 DCは、建物中にラックと呼ばれる箱に、20~30のサーバーを入れ、そのラックを大量に並べて管理する。つまり、大容量のサーバーを管理する場所を言う。そのサーバーの貸し出す仕事をしている。最初に、その様子の写真が映し出された。
日本にある会社は169社の中で延べ床面積では大手と混じって14位と言う。特に、DCの設置場所を都心にこだわっているという。
実は、この点は非常に重要なのであるが、その時点ではわからなかった。説明が進むにつれこの意味が分かった。おそらく、細かい説明がなかったので、その重要性や、それが他社からの優位性になっていることを、本当に理解した人はすくなかったのではないか(後述)? ほとんどの人は、相手の会社と近いのでやりとりが便利としか考えていないのではないかと感じた。後でそんな質問がなされていたので、理解されていないことが分かった。
さて、今後の市場であるが、DCの市場は拡大しており、多くの会社がありながら、個人に貸与する会社は少なく、その分野(ゲーム等のベンチャーへの貸与や個人)では、強みを持っているという。多くの場合、大手の会社が独自で持っている場合や大量のサーバーを貸すシステムが主流で、であったりが主流で、個人レベルまで扱うのは少ないという。その意味でも、今後の市場拡大と共に、業績の急成長が期待できる。
その市場拡大に対応するため、今年11月文京区の第5データセンターが稼働を始めるという。
後で、DCの損益について質問が出たが、1つのDCで、稼率が30~35%が損益分岐点で、新設の第5DCは1年目から黒字運営が予想されているというつまり、っ現段階で、かなりの引き合いがあると説明していた。
大震災後、急激にクラウドへの関心が増え、またスマートフォンの復旧が急拡大しており、それらの点からもサーバーの需要が増えているという。
さて、問題点は、サーバーが稼働すると熱が出るため、冷やさないと、サーバーの効率が落ちたり誤作動が起こったりする。
(今から40年前、おそらく今のパソコンよりレベルが低いコンピュータだが、当時の大学の大型コンピュータ室では、ガンガンに冷房が効いており、夏には、その研究室の連中のところに遊びに行き涼んでいたことがあった)
そのコンピューターが数千~数万台があるセンター。大量のエネルギーと使う。ただ、分散されていると、もっとエネルギーを使うので、集中していることはエネルギーの省力化にもなっている。
このことから、今、広島にメガソーラープロジェクトを始めているという。まだ、自社のエネルギーをまかなうまでには至らないが、それを売り余ったら自社で使うという。まだ実験的な段階だが、今後、拡大をしていき、自社の電力をまかなえるようにしたいという。
他にも、細かい説明があったが、以上の説明だけでも、充分に、成長企業であることがわかる。
業績に関し、昨年からのエネルギーの高騰などにより、通期下方修正した。しかし、その後の業績に関しては、期待ができるという。
質問では、いつも楽しい質問をする方々がいて、『社長はお元気ですか?』tお訊いたご婦人がいた。理由は『他の会社は社長が来て説明するのだが、社長が来ないのは珍しいで』ということで、社長が来るのが当たり前と思っている。説明していた担当の方も面食らったのではないか。
実は、この会社、寺田倉庫が前身で、空いた土地にデーターセンターを造ったと言うのが最初で、社長さんが、寺田倉庫社長ののご子息。専門家ではないので、細かい説明ができる人を配置したのであろう。
そして、国民ナンバー制が始まりますが、会社は仕事が入るのか? と言う質問。この方、何を聞いていいたのだろう。コンピュータを貸すのが商売なのに、マイナンバー制とは関係ない。担当者も面食らったようで、『特に仕事は入りませんが、それを利用する会社がサーバーを必要とすれば当社にも恩恵はあるのでは』とやんわり流す。
実は、都心にあるのは、人の利便性か?言う質問があった。これには、確かに副次的に、新入社員が都心の会社とあって、良い人材を確保しやすいことは確かですし、お客さんが都心位集まっているので、連絡が取りやすいとの返事。
しかし、DCが大都市の中心にあるのは、 『速度が確保できるので』と一言だけ。これでわかる人は、かなり。ネットやスマホに通じている人。つまり、地方や地方でなくとも中継局から遠くにあるパソコンなどは、ネット環境が悪く、転送速度が落ちるのである。さらに地方ではデーターの転送容量が小さくなるであろ。都市中心にいれば、多くのデータのやり取りがなされていてもそれに対するインフラが進んでいるので、充分な速度が保てるのである。電力にも同じことが言える。このことは、他社からの優位性になると考えている点が、この会社のいいところでまあるであろう。
桜井さんからも、いろいろ話がありましたが、桜井さんは、13位のKVHと言う会社、この親会社がアメリカのファィナンスの会社。つまり、利益効率がいい会社として、投資しているのではないかと言う。さらに、ラジオをでも紹介しており、その時に、前述の通期業績の下方修正(3/4)に急落し600円前後に落ちてきており、グロース株(成長株)でありながら、バリュー株(割安株)になっていると、長期チェック銘柄に指定している。(4月4日金曜日の投資知識研究所場外乱闘編)
IRはもっと細かい話もありましたが、こんなところで・・・・
◆ 第2部 会社IR 【アンジェスMG】(4563) 以前から注目し応援している会社
工事中ですが、続きはさぼりそう m(_ _)m
創薬ベンチャー、主にコラテジェンの開発
コラテジェンはヒトHGF遺伝子をコードしたDNAプラスミド製剤
コラテジェンは血管のバイバスを造る作用(HGFの血管新生作用)があり、それにより虚血部位の血流を回復される。
その作用や実際に使用した例などをもとに、薬の有用性を説明
日本で、昨年11月『再生医療安全性確保法案』が国会で可決・成立、今年秋から施行。それにより、条件付き承認制度による、遺伝子治療薬を含む再生医療等製品の早期の実用化が可能になった。(仮承認がなされる)
コラテジェンは、以前、日本で、一度、Phase3が終ったが、検査数が少なことから、今一度、p3を行う準備をしているが、今度は、並行して国際共同第Ⅲ相臨床試験も行う。第2Q(4-6月)には順次実施施設のオープンをして、第3Q(7-9月)には最初の患者さんに投与を予定している。
最終結果は3年先になるが、日本においては、安全性が確認できれば、すでに、前回のP3で、効果が確認されているので、前述の仮認可が早ければ1年後をめどに得られると社長が笑顔で、力強く話していた。3年後には、アメリカでの承認がえられると思う。
その後、米国から開始し、その後、欧州・南米へ拡大予定と言う。
薬を患者に届けるのが、私たちの使命であると言い切る。
この薬、将来は、心臓、脳などへの応用を考えている。しかし今回は話をしなかった。桜井さんがそのことを聞いた。今、最初の一歩が目の前に近づいている。
この会社のIRは6回目であるが、社長の顔は、その都度疲れている感じであった。特に、他の薬で、アメリカの契約会社から一方的な開発中止などを突き付けられ、資金の手当てに苦労し、何とかなりきったことなど、いろいろあった。前回のIRではその真っ最中であった。『本当に苦しい』とぽろっと出てくる場面もありました。しかし、今回、ほほはこけている感じだが、笑顔も出て、うまくいくと力強く言い切った。こんなIRは初めてでした。何とか、ここまで頑張ってきて、ついに、めどがついたという感じである。最初、ラジオで桜井さんが紹介したのを聞いて、IRに参加。儲けるというより、学者としての使命、患者のために開発したいという気持ちを聞いて、それから応援し始めた会社。あと少し、頑張ってほしいと思う。 アンケートにも、その旨を書きました。
質問から
本日の一押し、いつものご婦人
『口の中で綿棒を使ってDNA検査しますが、・・・中略・・・・ 血液型と遺伝子は関係があるのですか?』 イヤー、いつも楽しい質問をありがとう
中には、他の会社と同じような質問で、黒字化はいつになるのかなど頓珍漢な質問も飛び出していた。社長がかわいそうになった。今回の聴衆の大半はおじいちゃん、おばあちゃんで、儲かるかどうかだけで来ている人が多く、この会社の社会に対する気持ちを理解する人は少ないと感じた。
◆ 第3部 桜井さんの講演
工事中
◇個別銘柄 取り合えす銘柄のみ
☆トヨタ、 6000万株の自社株買い、3600億円、計算すると1株6000円を基準。リコールがあったと言え、過去最高益。やはり日本トップの会社。トヨタも、最低でも6000円と表明している。
☆インスペック
☆多摩川HD
☆ヒビノ
☆ミルボン(4919)
☆アートネイチャーとアデランス
☆ライオン(4912)
☆マブチ
☆バイオ カイオムバイオ、ナノキャリア
☆千代田
☆カナモト
☆石原ケミカル
☆夢真
☆UBIC
☆曙ブレーキ
そして、6月の石垣島ツアー、と7月の北海道オプトエレクトロニクス工場見学会の紹介
お疲れ様でした
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