2016年2月27日土曜日

週末

 朝、このブログを少し書いて、一息入れて、散歩に出ようとしたら、テレビで、新作映画『マネーショート』の紹介をするという、見てからと、立ったまま見ていると、先に紹介した『ザ・ブリザード』の紹介が長く、なかなか終わらない、結局、『マネーショート』が始まったのが、10分以上先、立ったままその紹介を見て散歩に出た。
 その『マネーショート』、昨年12月岡崎さんが紹介、このブログでも書き込んだが、リーマンショックの3年前に、その破たんを予測した4人の若者が、皆にバカにされながらも、ウォール街を相手に売りで対抗するという実話を小説化したもので、それが映画化され、アメリカでは、昨年12月に上映開始されたもの。それが、この3月、日本で封切となる。小説の日本名は『世紀の空売り』(文春文庫2013年発行)。
 さて、なぜ、この話題を書いたかと言うと、現在の相場が、リーマンショックと同じ動きをしていると、市場では、以前からささやかれていた。リーマンショックの前のパリバショックからチャートが似ているというのだ。25日(木)の朝の(こち株)でも河合さんが話していて、そのグラフをアップしてくれた。が、いくら探しても、そのグラフが見つからない。そんな時に、去年12月のロイターの記事を見つけた
 ロイター ⇒ 日本株が急落、「パリバショック」が脳裏に
2月末に入っても、まったく同じ動きをしている。まさに、リーマンショックの再現かと騒がれているのだ。
 実は、小生が、大いに参考にしているアナリストの多くが、この危惧を抱いていたのだ。強気の人でも、一言、必ず下がる危険を付け加えている。先週25日に、あの強気一辺倒の桜井さんでさえも、弱気?発言が出ていた。
 ジョージ・ソロスが『人民元売り』を明言し、売り崩す姿勢を示している。それに呼応するように、ヘッジファンドが、元売りの準備をしているという。2月1日(9日本時間)ウォールストリート・ジャーナルに、その内容の記事が載った。
 それもあり、多くのアナリストが、表立っては言わないが、陰では、ぼそぼそと話されているのだ。
 この先起こりうる危機は、アメリカジャンク債の返済期日が来て、返済不履行、中国元の下落により、中国からの資本流出、外貨準備金の減少、中国経済の大失速、英EU離脱、引き続き起こる英連邦の崩壊、などいくらでもある。他にも、ギリシャ、アラブ諸国、ブラジルと、火種は尽きない。
 G20で、何が出るのか?来週、中国の全人代、米雇用統計、その先のECB、日銀会合、FOMCと続くが、どうなるのか?
 しかし、経済政策が出ても、西山さんの情報によると、緩和をしている国が、投機筋のターゲットににされていたという。そのため、マイナス金利を導入した日本が、円安に動かず、円高に動いたというのだ。おそらく、将来の日本崩しの一環なのかもしれない。など考えると、投機筋の力技に対抗できるのか?
 だが、その投機筋も、ビットコインには、勝てないな! ビットコイン、理論的には、最初に投資している連中が、得をするようにできているから。それを誰も指摘せず、将来の通貨とかなんとか言って持ち上げている。日本でも法律で認めようとしている。これも、心配だが。
 彼らは、意図的に、経済を壊そうとしているのか、それによって壊れても気にしないのか。どこもかしこも、人々のことはおろか、世界経済のことなども考えていない。儲かることだけ。国が投機家たちに壊される時代になっている。
 今や、コンピュータ・AIが、株取引をしている時代だから仕方ないか。映画紹介では、『我々が儲ければ、家をなくすと、死者も出るのだぞ、はしゃぐな』と言う場面が紹介されていた。彼らは、ただ、下がるのを待っていただけ。
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◆今週の株式市場終値
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◇東京市場                       最高値     最安値  (昨年来・ザラバ)
 ☆日経平均   16,1188.41  △48.07     20,952.71   15,429.99 (2月10日)
 ☆TOPIX     1,311.27   △3.73      1,702.83    1,246.57 (2月10日)   
 ☆日経平均採用銘柄 PER 14.06   一株利益  1151円
◇米市場
 ☆ダウ      16,639.97  ▲57.32       ☆S&P  1,948.05 ▲3.65
 ☆NASDAQ  4,590.473  △8.268      ☆WTI   32.78   -0。29
 ☆CME日経225先物     16,320円(ドル建て)     16,315円(円建て)
◇市場概況 ロイター
 ★ロンドン株式市場=続伸、ピアソンとLSE買われる
 ★欧州株式市場=続伸、ユーロファーストは一時3週間ぶり高値
 ★欧州株式市場サマリー(26日)
 ★米国株はまちまち、週間は3指数とも上昇
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◇日経新聞より
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<27日(土)>
 ☆(一面)三菱商事、事業再編1000億円基金、マイナス金利、投資呼び込む、成長分野に資金
 ☆(一面)G20、資本流出抑制へ指針検討、景気下支え、財政政策も
    5面:危機感共有、協調探る、中国、財政出動も視野
 ☆(一面)日産、自社株買い4000億円、発行済みの6.7%、株主還元を強化
 ☆(一面)みずほ、顧客別に組織、銀行・信託・証券、一体でサービス
 ☆(一面)首相表明、衆院選、抜本改革先送り、自民の「0増6減」容認
    4面:アダムス方式15年人口なら「9増15減」、自民案、強まる風当たり、「0増6減」公明も批判
 ☆国勢調査、5年で94万人元、人口減の波、大都市にも、工場地帯進む空洞化、増える単身高齢者、地方で人口争奪戦
 ☆シャープ・鴻海、来月7日契約目指す、債務を精査、革新機構が撤退を表明
 ☆首相「現段階では」消費税、官房長官「税収減ならあり得ぬ」
 ☆ふくおかFG・十八銀、統合合意、長崎、50店長削減
 ☆消費者物価、下振れの公算、1月は横ばい、「3月以降下落」の声
 ☆米10~12月GDP1.0%増に改定、除法修正、物価、上昇基調に
 ☆韓国企業にデフレ圧力、主要35社の15年12月期、3%減収、ポスコ、一般鋼価格17%下落、ロッテショッピング、消費減速響く
 ☆鉄道相互乗り入れ拡大、沿線住民つなぎ止め、小田急3化r5割増、京急、地下鉄対抗車両
 ☆任天堂、今期純利益6割減、下方修正、3DSが不振
 ☆日本おヤフー、米で開発、大容量データの高速処理、■国内サービスに活用、■現地it企業と提携
 ☆国内8社1月、車世界生産、前年割れ、8か月ぶり
 ☆リース大手、配当引き上げ、期初見通しから芙蓉14円、TC2円
 ☆HIS、11〜1月純利益29%減、ハウステンボス入場者減
 ☆DyDo、前期純利益1%増23億円、法人税負担が減少
 ☆ココカラF、今期純利益3.9倍65億円、店舗改装で販売増
 ☆リョウサン、今期期末の記念配50円、年配当140円に
 ☆日本車場8~1月純利益63%減、オンワード特別益37億円
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◇インターネットより
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<28日(日)>
 ☆(一面)G20財務相、経済減速阻止へ協調、為替、緊急に協議
       市場変動「実態映さず」、財政出動揚げる、中国に改革迫る
    3面:G20、薄氷の政策総動員、具体策、各国にゆだねる、「緩和頼み」厳しさ増す
       円巡りさや当て、資本流出対策では前進
       中国、不振払拭なお課題、市場との対話意識乏しく
 ☆(一面)日立、風力発電で新工場、生産能力2倍、温暖化対策追い風
 ☆(一面)自社株買い最高へ、8年ぶり、今エンド5兆円近く、株価下支え
 ☆ソニーなど30社、化学部室管理の手法統一、規制への適合確認、即座に
 ☆日米韓欧、ドコモ、第5世代無線通信規格、策定へ、企業連合主導
 ☆ブリジストン、大型タイヤ生産2割増強、カナダで280億円投資
 ☆シャープ買収、鴻海、債務精査を本格化、来月7日契約めざす
<27日(土)>
 ☆(R)G20、政策協調改善する必要性高まっている=中国人民銀総裁 (20:10)
 ☆(R)世界経済、市場の変動が示すよりも良好=独財務相 (20:07)
 ★(N)G20が閉幕、市場安定へ「すべての政策」 共同声明 (19:42)
 ☆(R)G20、政策協調改善する必要性高まっている=中国人民銀総裁 (19:25)
 ☆(N)G20、市場安定へ政策総動員 共同声明採択へ (2:01)
 ☆(R)EU離脱派、残留派を4%ポイント上回る=英世論調査 (8:49)
<26日(金)>
 ☆(R)BRIEF-第4四半期の米GDP改定値、前期比年率+1.0%=商務省(予想:+0.4%) (22:33)

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