2016年1月23日土曜日

週末のたわごと

 広木さん、西山さんも、Selling Climax は来ていないという。
 西山さんは、知り合いの証券マンに聞くと、電話が鳴ると、赤くライトがくつ受電ボートがあるが、昨年8月は、急落と同時に、受電ボードが真っ赤になったが、今回は、電話がほとんどなかったという。投資家たちは、参加していないのか、あきらめているのか、パニックにはなっていないという。クライマックスはまだ来ていないが、長大陽線を引いたので、目先底は付けたという。
 一方、広木さんは、今回の急落は、去年の8月と全く同じだという。売られるタイミングも、理由も、まったく同じ。そして、ECBドラギ総裁の発言で、買い戻しに入るのも全く同じ。予定通りに終わったという感じで、クライマックスで終わったのではないという。
 いずれにしても、一旦底を付けたことは、間違いなさそうだが、これで終わりではない。意外と多くの専門家がトレンドが変わったと言う。ただ、来週と3月のFOMC、日銀政策決定会合などの結果次第では、高値は高いかもしれないという。が、選挙までだという人が多い。

 広木さん、平野さん、岡崎さん、西山さん、金森さん、そして、桜井さんも、他の人も、皆、いろいろな方向から解説をするが、結局、彼らは、言い方は違うが、市場は先を見て動いているという。そして、市場は、参加者全員の総意で動いていると言う。 コンピュータやファンド、いろいろな参加者いたずらをするが、結局は、大きな力で市場は、世の中を映していくと言う。
 その見方から、木曜日、株価が、黒田第2バズーカの前に戻ってきたことを見て、これは、市場が、最初の金融緩和以外のアベノミクスを否定したことになる、と、市場関係者がそろって解説していた。
 そして、ラジオNIKKEI『ザ・マネー』、今日の金曜日で津田さん、金融緩和に関して、副作用が出てきたと解説。以前から、金融緩和を麻薬に例えていたが、再び、たとえて話した。
 『緩和がないと、相場が持たない』、『薬がないと禁断症状が出る』。
 なので、『みんな、緩和を欲しがる』、『いつまでも、打ち続けないと、暴落する』。そして、『体がぼろぼろになる』、と続くのだが、今回は、皆までは言わなかった。
 『先延ばしても、また危機はおとずれてくる』と話した。

 本当は、金融緩和で、景気が良くなればいいのだが、金融緩和だけでは、景気は良くならない。それを後押しする政策が必要だが、それがない。それを、暗にさしているのだ。他の人に言わせると、財政ファイナンスをしているだけだと言うことになる。
 平野さんだったと思うが、マーケットプレス(MP)の中で、第3の矢のうち第1の矢は、黒田バズーカで当初効果を上げたが、第3の矢が出ていないため、第2の矢は余分であった。それが、大きくゆり戻しを生んでいると指摘。
 前回の日銀黒田さん、中途半端なことで市場を壊した。今回、日銀が中途半端な緩和をしたら、市場は、許さないと、和島さんはじめ、多くの関係者たち、前回やらない方が良かったと言った。叶内さんも意外と感情を表して非難。
 西山さんは、もっと厳しい。中央銀行バブルが、終焉に向かっている(米利上げを指している)。想定はされていたが、1月からスピードが速く、たびたび値幅が大きい。アメリカの利上げが、影響、急回転している。底打ったんだというが、ボックスに入った。海外からのファンドは、勝ち逃げしないといけないと話してている。 (日銀、FOMCが)、弾切れとなったら、容赦なく売ってくる。と。
 皆おなじことを、言い方は違うが懸念している。今、日銀は、手詰まりになったいるという。
 西山さんは、今の状況は、パリバショック(2007~2008))の時に似ているという。

まだまだ、予断を許さない状況。来週のFOMCと日銀政策決定会合が注目される。

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◆1月22日(金)の株式市場
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◇東京市場                       最高値     最安値  (昨年来・ザラバ)
 ☆日経平均   16,958.53  △941.27     20,952.71   16,017.26 (1月21日)
 ☆TOPIX     1,374.19  △72.70      1,702.83    1,301.49 (1月21日)   
 ☆日経平均採用銘柄 PER 14.07   一株利益  1205円
◇米市場
 ☆ダウ      16,093.51  △210.83       ☆S&P  1,906.90 △37.91
 ☆NASDAQ  4,591.180  △119.124      ☆WTI   32.19  +2.66
 ☆CME日経225先物     17,250円(ドル建て)     17,230円(円建て)
◇市場概況 ロイター
 ★ロンドン株式市場=続伸、週間ベースで今年初の上昇
 ★欧州株式市場=続伸、10月以来の高い伸び
 ★欧州株式市場サマリー(22日)
 ★米国株が大幅続伸しダウ1万6000ドル回復、原油価格が急騰
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◇日経新聞より
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<1月23日(土)>
 ☆(一面)東芝、半導体、主力の除き売却、メモリーに集中、発電設備と2本柱
   14面:メモリー工場拡張、次世代増産で再建へ、hddは大幅縮小
 ☆(一面)民泊解禁2段階で、まず「カプセルホテル」扱い、次に新法検討
 ☆(一面)日経平均941円高、日欧の追加緩和に期待
 ☆甘利氏疑惑、揺れる国会、26日までに調査結果報告、野党▶演説を帝石、徹底追及、与党▶「審議もたない」の声も
 ☆ダボス会議、中国経済、警戒広がる、市場との対話求める声
 ☆粗鋼生産、昨年5%減、3年ぶり前年割れ
 ☆日本精工、ベアリング新興工場、200億円で神奈川に
 ☆JR各社、3~6月臨時新幹線1万本、訪日客狙い過去最高
 ☆小林製薬、マスク4割増産、過失タイプ中心
 ☆東京ドーム、大規模改装、50億円投資
 ☆(観測)ピジョン、今期営業益140億円最高、予想は下回る、中国の店舗販売鈍化、北米向けや国内は好調
 ☆(観測)東建物、今期営業益横ばい320億円、保有商業ビル売却
 ☆東京製鉄、8年ぶり自社株買い、株主還元を強化、上限35億円
 ☆JAFCO、4~12月最終37%減益、株売却益伸び悩む
 ☆帝国ホテル、4kら12月最終、最高益26億円、訪日客が増加
 ☆日本通信、今期最終赤字16億円
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◇インターネットより
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 ☆(R)BRIEF-1月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.7=マークイット (23:46)
 ☆(R)BRIEF-12月の米景気先行指数、前月比-0.2%=コンファレンス・ボード (0:09)
 ☆(R)米中古住宅販売が記録的な伸び、市場回復示す (3:37)

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