2016年1月21日木曜日

今までの相場を振り返った広木さん

◇ザ・スマート・トレーダーズ
 福永さんは電話での登場う、スタジオには福永さんの代わりに、マネックス証券広木隆さん。
その広木さんの話は、
 『去年の8月のチャイナ・ショック、今回は、その再来、再現。ニューヨークも同じですよ。ニューヨークはその安値を割っていないで、日本は割ってしまっているけど、発射台が違う。8月は、20900円から17,000円割れまで下げ、4,000円下げた、今回は、20,000円くらいから、下げたのは約4,000円、同じ下げなんですよ。チャイナショックの再現だとすると、一つのめどは、ここで止まっていい。おそらく再現なんですよ。僕はそう思っていますが。
 いろいろ解説されているが、みんな同じなんですよ。国不安がある、中国の景気減速、上海株が急落、人民元が下落、原油安で、産油国からの売り、そのため新興国の景気が悪くなり、新興国株が下げ、アメリカの利上下で、新興国から資金流出、アメリカ利上げが資金を呼ぶ。いろいろあるが、でも、それらは、今始まった話ではないでしょ。享年尾8月も同じことで、下がった。
 ポイントは、戻ったじゃないですか、アメリカは、全部取り戻している。日経平均だって、2万円まで戻ったじゃないですか。でも、原因は止まりましたか? 改善しましたか? 何も改善していない。 
再現なんだから、また、同じように、同じことで下がった。
 原因は1つじゃなく、いくつもある。原因は、足し算ではなく、掛け算。一つ一つは大したことなくても、集まるまると大きくととらえられた。皆つながっている。ドミノ倒しみたいなもの。一つ一つは小さくても、上海株が下がっただけなら中国の投資家が損するだけだが、それらが、短い間隔で並んでいるようなもので、ドミノがひつつ倒れたら、つぎのどみのが倒れるドミノ倒しのようなもの。、
 ハイシークエンスも問題。コンピュータに全部組み込んじゃっているから。上海が下がったらい売り、元が下げたら売り、円が騰がったら売り、感情がなくひたすら繰り返すから、一斉に下がる。決まったシステムがプログラムされているので、容赦なく売ってくる。感情がなく、数値だけ見ているので状況を判断しない。それが、下げ幅を大きくしている。
 再現なので、そろそろ止まる。今日の下げは、人間臭くなっている。自立反発しかかっているので、底に近づいたサイン。午前中の上げは、安倍側近が『日銀の緩和の準備がそろった』との発言が、朝方、報道されたことによる。最近の市場は緩和期待が広がってきていただけに、それを歓迎して上げた。が、国会での黒田発言で、一気に下げ始めた。コンピュータは、数値だけを見ているので、状況判断しない。それが、今日は人間臭い動きだった。
 日銀の追加緩和、中途半端だと、効かない、逆効果になる。市場は、それしかできないんだと見切ってしまい、失望で売ってくる。来週の日銀政策決定会合で、追加緩和が出るかもしれない。が、日銀の追加緩和は出ても効かない。中途半端なことをしたら、ああもう終わりだと見られてしまう。今まで、黒田さんは、期待に働きかけてきたが、中途半端、や小出しだと、限界度と市場に見限られてしまい期待に働きかけられない。小出しだと、リスクが高いので、1月は、やらないんじゃないかな やるなら4月でしょうね。でも、市場が、そこまで持つかな、と言うことですね。
下値ですか?下値は見えない。わからないということ。』

◇その後の、投資知識研究所では 桜井さん、正木さん、仕組債ではないかと、そのノックインが16600円ではないかと言う。

◇クライマックスは来たのか?
 チャートを見る限り、まだ、来ていないと思う。が、近づいている確かだと思う。
 オシレーター系の指標は、すべて振り切れているが、いつ底になってもおかしくない。が、今日、高く始まったのがいけなかったと思っている。そのため、クライマックスの形にならない、まだ下げの途中という形。一番いいのは、窓を開け下げて始まるのがいい。今朝、アメリカから戻ってきたCMEで、よしこれでと思って、期待していたのだが、なんと、日経平均は戻して始まった。そのまま戻ればもんだいなかったのだが、1/3ほど戻して、前場を終わった。どうも、上に行かないので、コンピュータにやられた感じ。
 明日、安く始まり、一旦下げるようなら、そこがクライマックスになる可能性がある。
 もし、桜井さんお言うとおり、仕組債で、16600円設定なら、先ほど、先物が16600円を割って推移していたから、達成したということで、反撥になってもいいのだが、よくわからないというのが現状。ただ言えていることは、トレンド系の指標が、すべて先行き下落を示している。つまり、トレンド変換が起こっていることを示している以上、一旦下げ止まり、戻しても、また下げるであろう。次の底は?
今は、目先のことだけにしておこう。

0 件のコメント:

コメントを投稿