2014年10月31日金曜日

忙しい一日 驚きの日銀の追加金融緩和

 『トォリック オア トゥリート?』と言いながら、子供たちが、一軒一軒を訪ね、キャンディをもらう。ハロウィンの光景。そんな日を狙って、バズーカ砲が火を噴いた。
 
 今日1日だけの日銀金融政策決定会合、桜レポートの内容の調整だけだと、誰もが思っており、何も起こらないだろうと思っていた。ショート筋が、狙い澄ましたように、株価を買い上げており、今日を迎え、高いところで売り仕掛けをしていた。何もないなら、失望売りで株価が下がると見ていいたのだ。イベントドリブン型の売買。雲の上限で足踏みしていた日経平均。
 日銀金融政策決定会合、いつもなら1時前には発表されるのに、遅れていた。なにかあるのではないか?だから遅れているのでは、とラジオで言うキャスター、でも、それをすぐ、否定する。今日は1日の会議ですからおくれているのでしょうと。
 1時45分、突然、ラジオで、視聴者アンケートの結果発表を中断、『日銀が追加緩和を発表しました』と伝え、市場概況を伝え始めた。
 バズーカ砲が咆哮した。売っていたショート筋が一斉に買いもどす。機関投資家が、証券自己売買部門が、そして、大口個投資家が、一斉に買いに入る。市場が混乱している。ラジオNIKKEIも、速報を伝える。円は売られ、株価はとどまるところを知らない。あっという間に600円上げ、800円を超える上げ。
 各証券会社では、電話が鳴りっぱなし。買い注文が矢継ぎ早。NYでも、夜中に、たたき起こされたトレーダーが多くいた。売っていた筋は、必死に買い戻せと怒鳴っていたとき聞く。売っていた筋のあわてぶりが目に見えるようだ。
 その後、じりじりあげ875円高まで行った。結局、日経平均は755円高で終わるが、16000円台半ばに跳ね上がった。7年ぶりの高値を付けた。
 今日は、決算発表の集中日、朝は重要指標が次々と発表されている。忙しい日々になるだろうなと言う思いがあったが、昼には、GPIFの運用の大幅変更で堅調に推移し後場に入り、日銀待ち。そして、1:40過ぎ、バズーカ砲炸裂、株価は、ぶっ飛んだ。一気に慌ただしくなり、ラジオは、特別インタビューを組む。
 引け後、アナリストたちは、言う。これは、安倍さん、さあ、消費税を上げてもいいが、しっかり、経済対策、構造改革をして、財政再建をしてくださいよと、黒田総裁が突き付けた形になったと。円安、株高は進むだろうが、しっかりした政策が億なわれなければ、物価のみが騰がる悪いインフレになる。アベノミクスは、第1の矢しかないと言われているが、第3の矢が放たれるのか、正念場の安倍政権。憲法改正などより、国民の生活優先ができるかどうか?
 情報コーナーに、日経速報、ロイター、The wall Street Journal、などから抜き出し、リンクさせてあります。

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