先週、流れが変わったのかなと言う動きが実は出ている。オリンピックが東京に決まって、今朝、高くなるのは想定通りですが。今年、株価にポジティブな材料は、何があったかというと、日銀異次元緩和とドル円100円台乗せの2つでしょう。材料が出たときの先物の動きの初動、1週間とか2週間どう動いたかを見てみると、日銀異次元緩和の時は、4/4午前に12,070円という安値があり、1週間後13,540円まで上がっているでしょ、1,270円上げている。100円乗せの時は、5/9の深夜に100円に乗せ、翌日の安値から、2週間後の高値まで1,760円上げている。今回の東京オリンピックは、この2つと同じくらいの材料かどうかということですが、心理的な面を含めると、同じくらいの材料の可能性がある。金曜日の夜間取引の安値が13,690円、今日の寄り付きが14,320円ですから、2週間前の安値が13,190円で、底から見ると1,000円を超えるような上げている。スタート点をどこにするかいろいろあるのですが、邪魔な材料がないとすれば、たとえば、シリア云々で円高になるような材料がなければ、15,000円台までのインパクトのある材料なのかなと思う。
先週の同じ資料ですが(日と日の間の高低差)
(7/18)-1,480(7/29)1,010(8/2)-1,130(8/8)670(8/14)-840(8/22)
550(8/23)-580(8/28)980(9/5)-480(9/6)660(9/9)
直前の下げ幅の6・7割戻るという流れになっているが、8月28日から、980円高している。初めて、下げを上回っており、下げて、2/3しか戻さないという流れを脱した。9月5日から9日までの動きでも、大きく下げて、2/3しか戻らないという流れは、完全に脱却したのではないかと見られる。
もう一つは指標ですよね、1か月移動平均線(20日線)が、先週火曜日に底入れしていて、3か月移動平均線(60日線)は8月26日月曜日に底入れしていて、もう一つ、5日線が20日線と、9月4日にミニ・ゴールデンクロス、5日線と3か月線も9/6にゴールデンクロスしている。短中期価格指標が、上を目指したがるような動き になっている。流れは、下げて6割しか戻らない流れが収拾して、短中期価格指標がすべて底入れして、さらに5日線がゴールデンクロスをしている。この流れを止めるとすれば、なんかの外部要因による円高、それがないとすれば、東京オリンピッのニュースヴァリューがどの程度かと合わさるのですが、15000円の方向に向かう十分に秘めていると思う。
最後にドル円相場と、日経平均の動きを見ると(先週資料)14000を超えたのは
日経平均の月平均 ドル円
5月 14519円 101.00円
7月 14317円 99.65円 だけ
9月1週 13906円 99.61円
99円後半から100円台ならば、14,000円台は維持できる。ドル円のノイズっぽい動きがなければ、つまり、もしシリアに空爆を開始したときに、ドルがどれだけ反応するか、あるいは、金融緩和縮小を見送る、縮小がかなり小さいかで、ドル高の流れがとまる。円高が円高が懸念されるがこの2つなのですが、それがないなら、想定される範囲は織り込んでいるならば、そんなに円高には動かないので、14,000円台堅めたら、15,000円目指す動きが期待できる。
オリンピックは過小評価なんですよ。オリンピックの経済効果7年で3兆円と過小評価している。そんなの、どっから出てくるのだと思う。日本人が久しぶりに一つになった、あの盛り上がりは、日本は、お祭り好きだから、実際にそうなったときに、おそらくデフレも脱却できる、円安が進み、株高が進む。そんな中でいろんなことが起こる。14,000円は買わなきゃ損だという水準だろうという流れがでてくる動きが出る十分ある。
安倍さんの成長戦略に第4の矢という人がいるが、正しい評価ですね。さらに、構造改革まで流れに乗るとすれば、日本が変わるんだということになりますよね。
今日(この時点で)、新高値が76あるんですよ、これは、5月23日以来。7月は70が一番多く、それを超えてきた。新安値も一けたになってきた。新高値に注意しておいて、100を超えていくようなら14000円から15000円を目指す・そうすると、雰囲気が変わる、物色対象が変わる、それ流れにどう対応していくかが課題ですね。
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