カナモトのブースでは、高山課長さんのあの大きな体が見えないほど、学生さんたちが群がって、囲こんでいました。ずいぶん長い取材で、待ちくたびれて、仕方ないので、待っている間の、その長い長い時間、会社の女の子とお話をしていました。お仕事の邪魔をしてごめんなさい。その傍らでは、今年の新入社員数人がパンフレットを配っていました。イベント参加の学生さんかと思っていましたが、カナモトの新入社員さんでした。
学生さんの取材が終わると、学生さんと写真撮影。高山さんは上着を着て笑顔でポーズをとっていました。その後、会社説明を聞きましたが、面白い話が2件飛び出しました。
一つは、普段なら減価償却が終わって、売却するはずの建機を今は売っていないという。これは、東北復興、国土強靭化はじめ公共工事の増加により、建機が不足しているためで、減価償却が済んでいるために、利益の上乗せになるという。
もう一つは、建機等の原価消却年数が7年から6年に短縮されたため、昨年まで、非常に厳しかった(各建機1年分の償却を残り年数に上乗せするため)が、それも乗り越えて、今年からは、それも終わった。その為、業績的には、利益を生みやすい体質になったとの話でした。このような状態の中、増益増収をしてきたカナモトは、今期以降、さらに増益増収の可能性が高いことを示している。
毎年、この会社の予想は、桜井さんが“しょぼい、しょぼい”と言うほど、非常に硬い予想を出してきている。実際、来年度の予想、これは、11月の決算発表のため、8・9月に作成しているため、3次補正予算・新年度予算がまだ決定しておらず、組み込むことができず、どうしても、低く見積もらざるを得ないという。当然、上方修正は必至と思われる。
第一4半期決算は3月7日に発表するので、予想を話することはできないが、建設の一部の業績の概算を話すと、全体で18%増と順調の模様。個々には、北海道17%、東北が23%、関東が7%、近・中が23%、で、まだ、まだ、頑張らなければいけない部分があるとの話でした。
高山課長は、3次補正予算が43兆から42兆になったとはいえ、充分な数字で、当然、それを組み込んだ第一、第二で業績予想が上昇すると思いますと話していました。
配当は、以前からの『今期記念増配を行い、それをその後、普通配とする』ことの確認をしていました。
これからに関し、羽田の滑走路拡張に伴い、滑走路までの舗装作業などが子会社のユナイトに恩恵がありそうで、さらに、JR新線、リニア新幹線、京急と京成の東京新線など、穴掘りがあり、掘削機械を持っているカナモトには、好材料である。(つぶやき:ちなみに昨年、京急の部長との話では、東京新線は、現在棚上げになっているそうですが、少し進展があったのかもしれませんね。逆に、遅れて始まれば、カナモトには、一気の業績アップではなく、長期の業績寄与を促すことになるのでプラスと見る)。オリンピックも控え、2017年までは、間違いなく右肩上がりが期待できるという。
西尾レントールとカナモトの違いの話で、業種の違いもあり、競合していないことがわかりました。今後、東京への進出を頑張らねばと、意気込みを聴きました。まだまだ伸びると見られます。
さて、ブースでの説明会の後、高山課長さんと2回ほど、お話をしました。学生さんとのやり取りから、株主にも、何故レンタルが必要なのか、その話をした方がという話をしました。去年の野村IRで差し入れたワインの話になり、そのあとの打ち上げで、高山さんは飲めなかったそうですが、飲んだ人に話を大きくして、ぶどうの畑を持っている人からもらったもので、その畑で採れたワインだという話になったということです。確かに、ドイツのクラブのワインで、直接輸入で、一般には出回らない、フィルタリングもしていない、極上とまでは言いませんが、かなり良い白ワインなのは確かですが・・・・。しかし、話が大きくなっています。まさか、会社説明は?大丈夫でしょう。外での彼は、そんな人で、おおらかですが、仕事はかなり繊細にこなしています。今度はダースで送らないといけないでねと、二人で大笑いしました。
とにかく、3月8日の決算を見たいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿