2013年11月10日日曜日

金曜日の夜の回想、暇にまかせて

 フィボナッチ数が、株に使われていると良く聞く。
 金曜の夜、疲れていたが、資料を調べるのも面倒なので、頭の体操と思い、フィボナッチ数列の一般項を計算してみた。まあ、5分もかからずに求められた。もっともこれは高校生でも計算できる。次に、フィボナッチ数列の第n項を、第n1項で割った値の極限値を計算すると、黄金比になる。これは、一般項がわかっていれば、一瞬でわかる。
 これがどう株に使われているのかが問題であるが、インターネットで調べても、理論的なものが見つからない。底から上がったときの戻り値や、値上がり率とかが一致するということらしいが・・・・?
 黄金比は、巻貝の形にも現れる。確かに、フィボナッチ数を一辺とする正方形を次々につなげていくと巻貝の形が得られる。この黄金比、自然の中にたくさん現れてくる。人が見て美しい比率と言われている。おそらく、最も人の心に残るものであるから、チャートを見たときに、この辺で止まるとか、ここまで上がるとか見た目に想像するのが、黄金比のあたりと考えれば、つじつまがある。
 しかし、そのために、フィボナッチを持ってくる必要はないのだが。そこが株式市場。難しそうなことを、もっともらしく話せば、まるで魔法の理論と思いこむ。人々がそう思い込むと、今度は、その動きが、何度も現れる。人の心理である。そうして、フィボナッチ理論が出来上がっていく。
 つまり、数あまたの市場に流れているアノマリーと呼ばれるものは、人々の心理により、何度も繰り返されることになる。多くの人が暗示にかけられているために。
 アノマリーを覚えておくことも、大切ですね。しかし、ジブリのアノマリーは・・・・

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