2015年7月9日木曜日

老人の独り言、言いたい放題、ぶつぶつ

 今週は本当に疲れる。ちょっとここで、今週を振り返ってみよう。
 月曜日早朝、日曜日のギリシャの国民投票の結果速報がテレビ等で流れた。世界中の予想に反して、『反対』多数がほぼ決定と言う。 日本の月曜日早朝、多くの専門家、市場関係者の驚きの中、東京市場の寄り前には、売り先行、大幅下落が避けられないと、皆が、身構えて迎えた。東京市場が始まる。予想通り、寄り付きから下落幅拡大し、一時527円安まであり。終始、安値圏での動き。終値でも427円安。しかし、寄り付きから下げていたので、高安値幅は298円ほどであった。
 これは、今週の月曜日。その前の週は、ギリシャ・チプラス首相が、国民投票を発表。期日直前に、責任放棄と非難されながらも国民投票の実施に踏み切る。月曜日の東京だけが下げたが、その後、結局は、ギリシャは、EUに従うと見られ、株価は緩やかに戻し始めた。そんな矢先の月曜日だった。
 後で、多くの解説者が、チプラス政権の財務大臣バルファキスに述べている。彼は、世界的な経済学者、原理原則主義者とのこと。ところがそれ以上に有名なのが、ゲームの達人と言う。彼が仕掛けた、ぎりぎりの交渉は、ゲーム理論で、すべて読み切っていること、と言われて、今回の辞任劇にも意味があると、皆が勘ぐっている。さらに、今までの交渉は、デフォルトを前提においての交渉で、明らかに借金を踏み倒し、さらなる融資を受けるための交渉で、ゲーム理論に沿っての交渉との見方の専門家が多い。
 岡崎さんは、もっと以前から、ギリシャは返せないのが分かっていながら、融資を受けてきたとの見方を示している。つまり、トロイカ体制が詐欺にあったのだと言いきっている。もともと、借金を返す気がないとも言っている。なので、それを感じ取った、マリオことドラギ総裁は、6月3日に『変化に慣れるべきだ』と発言。岡崎さんは、これを、ギリシャのやり方に腹を据えかね腹を決めた発言ととらえている。デフォルトを認め、最悪の場合、EUからの切り離しを意味しているという。そのため、ここ数年にわたりセイフティネットを張り巡らして、これ以上被害を大きくならないように手を打っててきたという。
 ただ、和島さん、桜井さん、各証券会社のアナリスの多くが、口をそろえて言いうのが、本当に悪いのは、IMFが指導してきた、緊縮財政だという。財政は健全になったが、GDPが25%減り、成長力がなくなり、借金を返せない体質になっているという。産業の育成もしないのは、IMFの指導が悪かったのだと。 さらに、岡崎さんは、そのことに関し、いIMFの幹部は、全員更迭に』なると言い切った(裏情報もふくむ)。彼らは、試験に受かればなれる官僚で、実務経験がなく、理論だけで進めてきたための結果だからと、すっぱり切り捨てた。
 結局ギリシャ問題は、ロシアの地中海への進出(軍港等の整備)、中国のシルクロードの拠点などの思惑も絡んで、複雑な様相を呈してきている。それを利用した、バルファキス元債務相の戦力井であった。
 月曜日のブログに、月曜日は下げるが、ギリシャより中国と説明したが、案の定、水曜日に、上海株の下落に反応し、日本株も638円安と大きく下げた。それでも高安値幅は426円であった。
 そして、昨日、寄り付きから下落し622円安まであったが、終わってみれば117円高。まさに、高安値幅740円。
 実は、チャートを見ると、先々週から、ジェットコースター相場が始まっている。おそらく、SQを控え、引き上げ、何か悪材料があるか探して、大きく流す。それが、ギリシャ問題であった。2週続けて、東京市場を直撃。それに、中国が追い打ちをかけた。ギリシャ・中国連合に完敗した東京市場。・・・・
 その裏には誰がいたのか? 相場は、本当にこの2つだけで動いたのだろうか。
 テレビに出ている解説者は、ギリシャがどうの、中国がどうのと、日替わりもっともらしい理由を述べているが・・・・
 しかし、この相場、多くの市場関係者の見方は、SQに絡んだ需給相場とみている。もちろん、ギリシャ、中国の要因もあるが、それを利用した、値動きとみている。値幅が予想以上に大きいのは、もう一つの要因がある。つまり、ヨーロッパ投資家が、ギリシャ問題において、利益確定し、ユーロに換金したとみられるのだ。
と、ここまで書いて、お風呂、夕食、夜のひと時と、時間がたって、いい気持ちになり、頭が働かない。今日は、ここまで 

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