2015年2月24日火曜日

ラジオNIKKEI IR&負けない株式投資セミナー in 東京 報告

昨日、東京マラソンが行われるた2月22日、そのコースにある茅場町・東京証券会館で、ラジオNIKKEIのIR&っセミナーが行われました。。そのセミナー(パネルディスカッション)の内容をまとめましたので、報告します。(出演者の敬称は略させていただきます)

ラジオNIKKEI主催『負けない株式投資』パネルディスカッション
 ケイ・アセット代表 平野憲一氏、 経済ジャーナリスト   水野文也氏
 ラジオ日経記者   和島英樹氏  キャスター(アナリスト)叶内文子氏

叶内アナ 今後の日本株の動きは?

平野
日本の株はアメリカしだい。アメリカの経済は、思ったほど良くない。経済指標がそれほど良くなく、ヨーロッパも不透明、中国も減速している。そんなか、地区連銀総裁が相次いで6月利上げを表明しているが、この状態で、利上げができるのか?
やると言ってやらないで、先延ばしではないか。
日本株は、ずるずる騰がるという表現で表してみた。

和島
原油価格の下落による影響は、この先々に出てくる。たとえば、燃油サーチャージが下がってくる、ひょっとすると0になるとも言われている。現在、円安・金利・原油安になっているが、1980年代の中曽根内閣の時に似ている。当時は円高・金利安・原油安で、円安円高の違いはあるが、原油安のメリットが得られ、株価が急上昇した。今後、原油安のメリットが出てくるので、上昇するような気がする

水野
テクニカルから見ると、89年の史上最高値38,915円があり、今回の値は、9622,666円以来で、リーマンショック前に、18,300.30円とつけ7月に18,295.27円をつけそれ以降下落。これがダブルトップの形になった。そのDブルトップの高値を抜けたことは、テクニカル的に見て強いと見られる。96年の高値の後は利上げで暴落し、その間真空地帯になっており、戻り売りは出にくいので、テクニカル的にみて、2万円回復が確率的に高いと思われる。

平野
ファンダメンタル+テクニカルで見ると、220日現在、EPS1101円で、これで日経平均が19000円になるとper17.3倍、新聞などでは、年央に20,000円をつけると報道されているが、企業利益が5%増になれば、EPSは1156円となり、per17.3となり、ぴったり一致する。これは可能な数値と思われる

和島
ただ、TOPIXは、まだ、リーマンショック前の高値を抜いていない。まだ300pt以上差がある。当時、NT倍率は10倍。やはり海外勢の買いがポイント

叶内 今後、狙いかたは?

水野
大型公共投資増で、建設も狙えるが、むしろ低金利がまだまだ続くので、資金の負担が減る。さらに、余剰資金をM&Aに使われ始めている。円安で、円高ほど有利ではないが、積極的に日本企業が海外企業の買収を行う。今後、それが国内で活発になる可能性がある。それで、低PERの会社がねらい目。低PERで中身のいい会社は狙われる。そこでスクーリングでいい会社を探す。

平野
個人年金創り方というコラムを書いているが、この内容は超長期で見ている。10年・20年続く銘柄を狙う。50年で、人口減少、労働力減少は続くと見れば、その関連銘柄は続くであろう。

和島
(1)  アジアでの人口増、所得の向上を取り込む(もでぃのみSクス)
  ピジョン、クボタ、日本光電、ダイハツ、シスメックス、SMC、ファナック、マンダム、関西ペイント、リンナイ、アサヒグループ

平野
中国は、技術者などの労働力は不足している。必ずしも、中国の人口増はまだらなので注意が必要。

和島
(2)  独自のビジネスモデルで成長する
  キッコーマン、ダイキン工業、デンソー、日本電産、ウェザーニュース、エムスリー、ファーストリテイリング、エフピコ、シマノ、安川電気
  HIS(格安航空券、ハウステンボス、九州交通)
(3)  内需の勝組み
  サンドラッグ、OLC、参天製薬、セリア、楽天、カカクコム、全国保証。
  (ドトール日レス、良品計画)
 
水野
過剰流動性相場が続くので、本道でいい・たとえば、建設。鹿嶋、大成、大林などゼネコン大手、熊谷 リニアなどは、大手しか受注できない。気を付ける点は、日銀の利上げ、黒田発言に注意、政策転換が相場を終わらせる

平野
アメリカ市場にバブルが起こりperが押し上げられれば、日本のperも追随するので、株価が押し上げられる。労働力不足は続くので、今日のIRの夢真などはねらい目。オリンピック後も労働者減少は続く ので、ファナック、ナブテスコ。サイバーダインなど人に変わる機械を生産する会社はねらい目

和島
その他の注目テーマ
〇自動運転
  ZMP関連
  アイサンテクノシジー、JVCケンウッド(大株主)、ソニー、デンソー、ルネサスエレクトロニクス
・ヘッドアップディスプレイ(HUD)
  アルプス電気、パイオニア、岡本硝子、ミネベア、日本精機
・TPMS(タイヤ空気圧をモニタリングするシステム)
 太平洋工業、日本電波、日立マクセル

〇バイオ関連
 「ヘルスケア」富士フィルム、エーザイ
 「がん免疫脂肪療法」・・・再生医療新法、改正薬事法で、再生医療加速へ
 ipo ヘリオスが注目される。

水野
 「上げはバラバラ、S気は一緒」と言われる。注意が必要。
 テーマに沿った株を狙うのが大事

メモから文章を起こしたもので、すべての内容ではりません。(お目出太鼓)

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