米スタンダード・アンド・プアーズ社は、イオンの長期会社格付け、長期優先債権の格付けを「A-」から引き下げる検討をしているとのこと。ダイエーの業績が悪く、債務負担が重く、連結にすると影響が出るとのこと。
一方、イオンのダイエーの再建プランと今後の展開は、余剰人員をイオンの新店舗等に移動させることやダイエーが自社ブランドとイオンブランドの両方を販売しているのを一本化して、コスト削減、ブランド強化を図る。また、イオンの電子マネーがダイエーに拡大されるなど、いろいろな面が強化される。もっとも大きいのは、イオンの首都圏への進出かもしれない。債務負担は大変かもしれないが、日本トップになり、大型化による商品開発などのコスト削減、多種多様な展開が可能になり有利になることは確かである。
価格破壊でスーパーの改革をもたらした中内氏のダイエー、今、社会の流れや競争に対応できず凋落したことは、今、栄華を誇るどの会社にも起こりうることであることを頭の隅に置いておくことが必要であろう。(シャープはじめ多くの会社に起こっていることである)そして、積極的に変革を目指す会社こそ、投資対象であると考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿